越境EC 中国 | 中国向け越境EC 売れ筋は化粧品 健康食品 2017年

中国人消費者、日本製家電製品への関心は低下、売れ筋は化粧品 健康食品

インバウンド、越境ECでの中国人の購入品は変化が起きている。
以前から人気の高かった化粧品、健康食品は現在も人気が高く、需要は拡大中。

一方、爆買いの主役だった炊飯器などの家電製品への関心は明らかに薄れてきており、売り上げは減っている。

家電製品に関してはサムスンを筆頭に韓国製品が世界的に台頭し日本製ブランドの競争力が低下、ブランド力が凋落しています。

また、中国現地の家電製品メーカーの品質が飛躍的に向上し、中国人消費者は以前ほど日本製家電製品に対し魅力を感じなくなっています。

家電製品に代わり関心が高まっているのは、化粧品や健康食品、健康グッズなどです。

中国では化粧品や食品の健康被害が絶えず、中国メーカーに対する中国人消費者の信頼感は非常に低いため、高品質で信頼性の高い日本製品を買いたいという中国人消費者のニーズは以前に増して高まりを見せています。

2017/9

越境EC

日本コルマー 化粧品の生産能力増強 越境EC インバウンド向け需要旺盛

化粧品受託OEMメーカー国内最大手の日本コルマー(大阪市)は、昨年、5工場目となる結城工場を稼働。今年5月には、三重県伊賀市に6工場目を取得。現在は7工場目の取得も最終調整に入っている。

海外でも韓国、中国に続き、ベトナムに新工場を建設する。

越境EC向け、インバウンド向け化粧品需要急拡大で化粧品の受注が拡大しており、生産能力増強の必要に迫られているためだ。

化粧品業界ではインバウンド需要の拡大が続いており、インバウンドでの購入で日本ブランドの化粧品の良さを知った中国、東南アジアなど海外消費者が、その後も継続して越境ECを通じて日本ブランド化粧品の購入をするケースが急増している。

経済産業省の統計データでは2016年には日本製化粧品の輸出金額が海外製化粧品の輸入金額を上回った。また、2017年1~6月期の化粧品販売金額は前年比105%増と好調。

海外消費者による日本製(メイド・イン・ジャパン)のニーズ拡大を受け、海外進出する日本ブランドも増加している。

中国当局が2017/9に、北京などの旅行会社に対し、日本行きの観光ツアーを制限するよう通達を出したとされており、旅行客によるインバウンド需要の減少が懸念されているがその分、越境ECでの化粧品購入ニーズが拡大すると見られ、日本製化粧品需要は今後も拡大すると予想されている。

2017/9

越境EC

中国の越境EC新制度 2018年末まで施行延期

中国は越境ECの新税制導入の猶予措置を2018年末まで1年間延長すると決定した。

中国政府は越境ECの小売り輸入品に関する新制度(新越境EC制度)の一部スタートを、2018年末までに延期することを決定した。
今回の発表により、新越境EC制度の全面施行は延期となる。

2018年末まで延期すると見られる主な内容

*保税区(越境EC試験区)で、商品を入庫する際に必要な輸入申告書などを求めない

*化粧品、粉ミルク、健康食品、医療機器などの初回輸入時に関する輸入許可書、登録などを求めない

*消費者直送商品については輸入許可書、登録などを求めない

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中国政府が新越境EC制度の延期を決定した理由として
中国の越境EC市場規模は2017年には前年比50%以上伸び、5兆5000億円となる見通しであり、中国人消費者による越境EC利用が急速に拡大している。

こうした状況下、越境ECは中国経済に大きな影響を与えつつあり、規制による悪影響を考慮したものと考えられる。

中国政府によると、中国の大手EC事業者による中国人向け越境ECサイトが急速に増え、大量仕入れなどによるコスト低下効果で海外現地の小売店と越境ECサイトでの販売価格が急速に縮小している。

わざわざ海外に行って商品を購入するよりも、越境ECサイトで商品を買ったほうが良いと考える中国人消費者が増えているという。

2017/9

越境EC 市場規模

越境EC

中国向け越境EC 市場規模 1兆円市場に拡大 2017年

中国人消費者がインターネットで海外製の商品を購入し、商品が海外から中国に配送される取引を越境ECと呼びます。

経済産業省の統計によると、2014年に中国人が日本から越境ECを通じ商品購入した金額の合計は約6000億円。

2014年の中国人によるインバウンドでの購入金額は約4000億円であり、中国向け越境EC市場は既にインバウンドを上回る市場規模になっている。

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中国の消費者がインターネットで日本から商品を購入する越境ECの市場規模は、2016年には前年比30%増の1兆円超え市場に急拡大した。
日本発中国向け越境EC市場規模はここ3年で約3倍に急増している。

2016年、中国からの旅行客によるインバウンド消費額は約8000億円となっており、日本発中国向け越境EC市場規模はインバウンド消費を大きく上回っている。

2017/7

越境EC 市場規模

越境EC

中国の越境EC市場規模 5.5兆円規模に拡大 2017年

中国で海外の商品をインターネットで直接購入する越境ECが急拡大

中国の越境EC市場は2016年に3兆5000億円と前年比80%以上伸びた。

2017年の市場規模は前年比50%以上伸び、5兆5000億円となる見通し。

2019年には中国向け越境EC市場は約8兆円にまで拡大し、そのうち日本発中国向け越境EC市場は2兆円となると予想されている。

中国の消費者が越境ECで海外商品を購入する理由として多くを占めるのがコピー商品でなく正規品であるということ。
国内の業者が信頼できないと考える消費者が多く、海外から直接購入することでにせ物を買うリスクを減らしたいと考えている消費者が多い。

中国では富裕層、中間層が急増し、高品質で安心安全な商品を求める消費者が増えていることも越境EC市場急拡大の要因になっている。

2017/6

越境EC 市場規模

越境EC

中国の越境EC市場規模が急拡大 2018年には8兆円超え規模に

中国のEC市場が拡大するなか、ネット通販で海外から直接購入する中国人消費者が急速に増え、中国向け越境EC市場が急拡大している。

中国ECの市場規模は2016年には前年比20%増の約420兆円規模に急成長、世界のEC市場規模の40%を中国が占めている。

そのような状況下で、中国の消費者が海外のECサイトから直接海外製品を購入する越境EC市場は2018年までに8兆円超え規模に拡大すると予想されている。

経済産業省の調査によると、日本発中国向け越境ECの市場規模は2015年には約8000億円、4年後には約2兆3000億円規模に急拡大すると見込まれている。

こうした状況で、大手企業だけでなく中小企業や個人事業主までもが中国向け越境EC事業に参入し、海外製品、特に高品質の日本製品を求める中国人消費者の需要を取り込もうという動きが加速している。

2017/9

越境EC 市場規模

越境EC

越境EC 市場規模 2020年に全世界で100兆円へ

越境ECの市場規模は2020年に全世界で約100兆円に達する見込み。2020年までの越境ECの成長率は年率30%の高成長を見せると予想されている。

2016年、世界のEC市場規模(BtoB、小売を含めた総額)は約3000兆円。 小売だけに限定するとその市場規模は約200兆円まで成長した。

インターネットやスマートフォンの普及により、2020年のオンライン小売市場規模は400兆円に達する見込み。

特に中国をはじめとするアジア地域でのECビジネスは急成長を見せている。2016年、中国ECの市場規模(BtoB、小売を含めた総額)は約420兆円、前年比20%増、世界のEC市場規模の40%を中国が占めている。

中国向け越境ECの市場規模も今後、急速に拡大すると予想されている。

2017/7

越境EC 市場規模

越境EC