JTB 越境ECサイトを開設 海外向けに農産物、水産物を直販
岡山県産マスカットなどを生産者から航空便で海外消費者へ直送
JTB西日本は、越境ECサイト J’s Agriを開設し、日本産の農作物、水産物の海外直販を開始した。
香港の消費者向けに岡山のマスカット、京丹後の二十世紀梨、静岡のメロンなどを販売開始、順次販売品目を拡大する。
年内にはシンガポールやマレーシアなど東南アジアにも販売地域を拡大する予定。
越境EC市場の成長率は年率30%の高成長を見せると予想されており、2020年に市場規模は全世界で約100兆円に達する見込み。
こうした状況で、大手企業だけでなく中小企業なども越境EC事業に参入し、海外製品、特に高品質の日本製品を求める海外消費者の需要を取り込もうという動きが加速している。
J’s Agri商品は、生産者からの産地直送され日本国内で販売される商品と同等の鮮度を保持することができる。
生産者は、受注した数量だけ出荷できるため在庫返品リスクが少なく、 国内決済のため為替変動による為替リスクも回避することができるというメリットがある。
海外消費者は、新鮮で高品質な商品を生産者直販の手ごろな価格で購入できるというメリットがある。
同社では海外の消費者向け越境ECサイトに続き、外食産業、輸入業者向けにB2Bのサイトも開設する予定。
2017/9
越境EC