越境EC 中国|売れ筋商品に変化 美容機器などが人気に

中国向け越境ECが以前にも増して活況を呈しており、中国の越境EC市場規模は2017年には前年比50%以上伸び、5兆5000億円となる見通しであり、中国人消費者による越境EC利用が急速に拡大している。

今年3月には中国商務部から、越境ECについては個人輸入品として一般貿易よりも規制を緩和するとの方針が発表されたことで、今後も越境ECの市場規模が拡大していくと予想されている。

中国向け越境ECの売れ筋商品に変化が起こっている
従来の人気商品である粉ミルクや紙おむつ、化粧品、健康食品、医薬品などの人気は継続しているが、最近では高額の美容機器や生鮮食品、ワイン、ペットフードなど新たな商品ジャンルが人気を集めている。

中国アリババの天猫国際(Tモール・グローバル)では美容機器の売り上げは前年比6倍以上、爆発的な売り上げを見せているという。

中国人の海外旅行が以前のような買い物目的の爆買いではなく、体験を求めるものに変化してきており、旅行では体験を楽しみ、買い物は越境ECでという住み分けの傾向が進んで来ている。

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