中国 国慶節の旅行先ランキング 日本が2位 インバウンド 越境EC需要にも追い風

中国 国慶節の旅行先ランキング 日本が2位に 個人客が伸びる インバウンド、越境EC需要にも追い風に

中国の国慶節(建国記念日)の大型連休が10/1に始まる。
今年は連休期間が例年よりも1日長い8連休と長く、日本国内の観光業界も中国人のインバウンド需要取り込みに向け官民一体となって取り組んでいる。

しかし、中国では団体旅行を一部規制する動きが出ており、中国当局は2017/9に、北京などの旅行会社に対し、日本行きの観光ツアーを制限するよう通達を出したとされており、旅行客によるインバウンド需要の減少が懸念されていた。

そんな中、日本は中国人旅行者の人気渡航先の2位に浮上。
中国の旅行大手の統計では、国慶節の中国人渡航先ランキングで日本は韓国を追い抜き2位となった(首位はタイ)。

東京、大阪、京都、北海道など定番スポットだけでなく。地方へ足を延ばす中国人旅行客も急増している。

小田急電鉄では、特急券付き箱根宿泊プランの売り上げが前年比約3倍に急増。富士山登山や温泉を楽しむ外国人需要が旺盛。藤田観光の箱根小涌園も宿泊予約者の外国人比率が約6割を占めている。

中国では一部の地方政府が、9月から訪日団体旅行を制限しており団体客の減少が予想されているが、個人客は増えておりインバウンド需要や帰国後の越境EC需要にも追い風になりそうだ。

2017/10

越境EC